オーストラリアの幼稚園で働きだした時感じたのは、こどもたちがみな
のびのびしていること。
それはこどもたちの普段の格好にも言えることで、
みんな自由な服装で幼稚園に通ってきていています。
子どもたちの服装

幼稚園での子どもたちの服装は自由
制服がなくいつも皆私服できます。
小学校にあがると制服ですが、ほぼどこの幼稚園も私服です。
女の子だと、ドレスアップディでもないのにエルサとかプリンセス系のドレスを着てくる子もいます。
外遊びの時に転びそうだったり動きにくそうなので実用的ではありませんが、こどもの着たいものを着てきます。
わたたしたち保育士が注意していても、汚れたり絵の具がついたりすることは避けられませんので、そのあたりは自己責任となります。
履き物

くつにも規制はなく、サンダルの子もいればブーツの子もいます。
ひも靴の子もいるので毎回先生が手伝います。。
歩くたびにピ、ピと鳴るサンダルを履いてくる子がいて、それはさすがに先生たち嫌がっていましたね。。
アクセサリー

基本的には自由です。
ピアスを開けている子はたくさんいます。特に女の子が多いですね。
生まれてすぐ開ける子もいるのでそのあたりも全く厳しくありません。
例えば、3歳までは髪を切ってはいけない、という宗教上の理由で髪を伸ばしている男の子もいました。
マルチカルチャーなので、それぞれの文化の違いを認め合っているともいえます。
ネックレスをしてくる子もいます。
アンバーネックレスという歯ぐずりのためのネックレスは一歳未満の子も着けてきます。
お昼ねの時には危ないので外します。
無くしたり、壊れたりすることもあるのでそこも自己責任ですね。
ヘアゴム、髪かざりもかわいいのをつけてくる子もたくさんいます。
幼稚園カバンの指定はありません。
指定の持ち物

シーツだけはお昼寝の時に使うので持ってきてもらいます。その他は着替えのみ。
くつ入れもいりません。
そもそも上履き、外履きの区別がないので、外靴で中と外を行き来しています。
手拭き、はみがき、コップいりません
この3点セットを持っていくという文化はなく、手は備え付けのドライヤーもしくはペーパータオルで乾かします。
寝るとき用のおしゃぶり、ぬいぐるみはどうしてもそれじゃないと寝ない子もいるので持ってきてよいことになっています。
親の手作りバック?

親が手作りバックを作っていくのは、日本独特ですね。
オーストラリアでは今だかつて一度も見たことがありませんね。
おさいほうの得意なママさんならよいでしょうが、みんながそうではないので、親の負担がかからなくストレスにならずよいですね。
さいごに
はじめはカルチャーショックなこともありましたが、今はもう日常なので慣れてしまったことを今回はふりかえってみました。
本来幼稚園に着ていく服装は動きやすく、汚れてもいいものが良いです。だけど、結局は親の判断にゆだねられます。
そこには個人を尊重する、という根本的な理由があります。
小学校にあがると、くつの色の指定や髪飾りの色の指定などがあり、多少厳しくはなってきますが、髪の色、ピアスなどには及びません。
個人の個性をのばす、自分は自分、他人は他人、という考えが小さいころから身につけられてよい習慣だと感じます。
大人になっても、みな自分の好きな格好ができ、周りもそれを認めているとこがこの国の暮らしやすさの一つでもあります。