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オーストラリア×保育士×子育て
オーストラリア

これだけは知っておきたい!子どもに関するオーストラリアの法律

保育士も法律を知っておこう!

今、日本でも珍しくない離婚する人たち。

オーストラリアでも離婚をしているカップルがたくさんいます。

千人に二人は離婚をするという統計をみましたが、

周りを見渡すともっと多いような気がします。

 

My child will stay at Daddy’s this weekend

このような会話も当たり前。

別れたカップルの子供たちは、母親、父親が交代で面倒をみたり、

週末などに会う機会を持たせたりします。別れても子供の親として

子供のケアを二人でシェアするのがふつうです。

なので、幼稚園にお迎えに

交代できたりするのもめずらしいことではありません。

円満に分かれたカップルは大丈夫なのですが、

問題になるのは、DVなどで別れたカップルに子供がいる場合です。

オーストラリアの幼稚園で働くにあたって、保育士も法律を知っておくと

いざという時に役立ちます。

迎えに来た親に子供を引き渡してはいけない場合

 

幼稚園には迎えにきた親に子供を引き渡せない事があります。

それは、裁判所からオーダー(裁判所から提示された取り決め)が出ている場合です。

残念ながら、DVまたはドラッグの常習が原因で別れたカップルが少なくはありません。

その場合、裁判所から親は子供を迎えに行くことを許されていません。

※オーダーの内容にもよります。

幼稚園側はその書類を預かっており、保育士全員がその内容を把握している必要があります。

そして、万が一迎えにきた場合には、Noと言わなければいけません。

その他にも子供に関する法律があるにでいくつか紹介します。

カーシート着用の年齢

オーストラリアでは後部座席でもシートベルトの着用が義務づけられています。

ポリスに見つかれば3ポイント取られるのと、罰金$391です。

※クイーンズランドの場合

そして、7才以下の子供はチャイルドシート着用が義務づけられています。

ルールその1 6歳の大きな子供で、チャイルドシートに座れない場合は、大人同様にシートベルトを着用してよい。
ルールその2 赤ちゃんから4歳までの子供は助手席に座ってはいけない。
ルールその3 4歳~7歳までの子供は後部座席が他の7歳児によって座れない時のみ、助手席に座ってもよい。
ルールその4 7歳以上の子供は助手せきにすわってもよい。

 

家に一人で留守番させていいのか?

日本に一時帰国して本当に驚いたのは

赤ちゃんが寝ている間に買い物に行く母親がいた事。

昼寝中だし、ちょっとそこまで買い物だから大丈夫よ

だめです。こんな恐ろしい事ありません!!

オーストラリアでは、

12歳以下のこどもをある特定時間、

誰の保護下になく一人で居させた場合、最大で3年以下の懲役です。

具体的にいつからなら大丈夫かという規定はないものの、

これと同様、車に子供を残してちょっと買い物、もあり得ません。

罰金$3690(36万円)もしくは、6か月の懲役です。

子供が眠っていて起こしたらかわいそう、そんな言い訳は通用しません。

※オージーはこういうのを見かけたらすぐに警察に通報します!!

そしてこれらの子供に関する法律で裁かれた場合には、

以後、子供と関わる仕事にはつけません。

(子供と関わる仕事につくのにはBlue Cardがいります。)

 

 

ハーグ条

シングルマザーならみなだいたい知っているハーグ条約。

日本は2014年に加盟しました。

国際ルール、ハーグ条約について

目的その1 国際結婚の増加に伴う、国境を越えての子供の連れ去りを保護すること
目的その2 子供は元の居住国へ返還すること
目的その3 国境を越えて居住する親子の面談の機会を確保すること
対象年齢 16歳未満
他の加盟国 アメリカ、イギリス、イタリア、インド、スペイン、韓国、ドイツ、オーストラリア、ロシア等の98か国
問題点 一方の親が子供を連れて国外に出るにあたり、もう一方の親の許可が必要になるため、同意なしでは’連れ去り’になる場合もある。

このハーグ条約にはまだまだ問題点があります。

対策

  1. ”連れ去り”にならないよう子供とのホリデーが決まりしだい、相手の了承を得ること。
  2. 何かあった場合にすぐ警察が介入してくれるよう、裁判での話し合いで法的効力を味方いしておく。

このようなことにまきこまれないよう、しっかりと相手を見極めて結婚しましょう。

誰もこんなことになるとは思ってないわよ!
ABOUT ME
mimi
こんにちは、MIMIです。 幼少期は中南米で育ち、現在はオーストラリア在住。 空と海のキレイな国に移住して10年以上になります。 ボーイズ2人を育てながら、保育士として働いています。 保育士目線と親目線でブログを書いています