オーストラリアで保育士として幼稚園で働きだしてもう13年目になります。
今では当たり前になってしまっている事けど、働きだした当初はカルチャーショックなこともたくさんありました。
今回は保育士目線でみた子育ての違いを書いていきます。
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一週間に2,3にちしか来ない子がたくさんいる
一週間に2、3日しか来ないということは、その他の日は親のどちらか、もしくはおじいちゃん、おばあちゃんが子供をみているので預ける必要がない、ということです。
私自身もそうですが、パートタイムで働いてる人は少なくありません。
仕事ばかりではなくて子どもとの時間をとりたいと考える人たちは多く、週に数回しか働かないという選択をします。
「今日はダディーが休みなので、こどもはダディーが見るので幼稚園はお休みします。」
なんてこともあります。
私自身も、こどもが小さいうちは子育てに時間をとりたいと考えていたので、週3で働いていました。現在は、週4で働いて自分の時間と子どもたちとの時間両方楽しんでいます。
お父さんが送り迎えをする
自分たちのこどもを母親、父親両方で見るのは当たり前のことなんですが、
日本にいる時は送り迎えは、ほぼ母親しかみなかった記憶があります。
今は違ったらすみません。
オーストラリアは離婚率が非常に高く、全く珍しいことではありません。
離婚しても子どもの面倒はシェアするのが基本です。
”今週はダディーの週”、”もしくは週末はダディーの家に泊まる”、というのはザラにあります。
もっというと、元ダンナとその彼女が幼稚園にこどもを迎えに来る、というのもめずらしくありません。
ホリデーで一か月休む子もいる
家族との時間、家族とのふれあいをものすごく大切にするので、長期旅行でこどもを休ませることは多々あります。
また、オーストラリアは多国籍、移民の国なので”実家に帰る”となると、海を越えるわけです。
航空代も相当かかるのに、たった一週間だけ滞在なんてもったいない、会いたい友達もたくさんいる。となると、一カ月くらいは必要。
実際私自身も、日本に帰国するとなると、最低でも3週間くらいは仕事をお休みにしていきます。
それを了承してくれる会社がある、国がある、という事には本当に感謝です。
病気になったらすぐ迎えにくる
これも、当たり前といえば当たり前です。
例えば、
- 子どもの熱が出る
- げりが2回出た
- 嘔吐をした
- 何をしても泣き止まない
※それぞれの幼稚園のポリシーによって違います。
こんな理由で、私たち保育士は親に電話をします。
大けが、直接命にかかわる事でなくても、大事に至る前に電話して迎えにきてもらうようにします。
https://mylifestyle27.com/%e3%81%93%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%ae%e4%be%bf%e7%a7%98%e3%80%81%e3%81%92%e3%82%8a%e3%81%ae%e5%af%be%e5%87%a6%e6%b3%95/
親が働いてる場合はもちろん仕事場にかけます。
たまに、「こんな理由でもないと仕事早退できないからありがとう」と言われたりします。
こどもが病気なら、すぐにいってあげなさい!と言ってくれる会社があるということですね。
こどもの誕生日パーティーに先生も呼ばれる
https://mylifestyle27.com/%e8%aa%95%e7%94%9f%e6%97%a5%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%80%80%e3%81%a9%e3%81%93%e3%81%a7%e3%81%99%e3%82%8b%ef%bc%9f%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9/
毎回、しょっちゅうではありませんがこれもあります。
親と私たち保育士の関係がすごく近くて、お迎えにきた時などにこどもの話だけでなくてプライベートな話、仕事の話などもすることがあります。そこから幼稚園の中だけでなく外での交流につながることもよくあります。
ただ、ソーシャルメディアで親とつながることは現在禁止されています。※各幼稚園のポリシーによります。
また、週末こどものベビーシッターをして、と頼まれることも多々あります。そこから仲良くなるパターンもあるあるです。
私は少し前まで、こどもの親から着なくなった洋服をもらっていたことがあります。
裕福な方だったので、かわいい服、自分が買えそうにない服があったりしてありがたかったです。
こどもを幼稚園に預けてホリデーに親だけで行く
このパターンは多くはありませんが、あります。
「一週間ほどホリデーに行くので、その間はおじいちゃん、おばあちゃんが送り迎えします」
なんて事があります。
親もたまにはこどもなしでホリデーに行きたいんです!
個人的には同じ思いをしているので、私は賛成です。
見てくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいるなら預けて、たまにはリラックスしたらよいと思います。
ただ、親がいない間のこどもはとても感情的になったりと、ちょっとした影響が出るのは否めませんが。。
さいごに
オーストラリアに来てよかったと感じる点は沢山ありますが、
第一に、個人を尊重する、という点です。
休みをとることに対して罪悪感を抱いたり、フルタイムで働いていないことに引け目を感じたりすることもありません。
会社、仕事にしばられず、親も子育てを楽しんでいける環境がここにはあります。