毎日たくさんハグしていますか?
日本人にはハグをするという習慣はありませんが、海外ではあいさつのようなもので日常的です。
実際わたしは幼稚園でこどもたちと、また友達同士で、自分の子どもたちと毎日たくさんのハグをします。
ハグをすることによってたくさん良い効果があります。
ここでは、
- ハグの効果
- 科学的効能
- 子ども同士のハグ
- ともだち同士のハグ
- 親子のハグ
について解説していきます。
これを読んだらあなたもたくさんハグしたくなるかも!
ちなみに英語では、
hug(ハグ)よりCuddle(カドル)とよく言いますね。
ハグの心理効果
ハグの効果は絶大です。ハグをすることによってストレスが半減したり、幸せな気持ちになったり、安心感を感じたりします。
脳みそと皮膚がつながっていて肌が刺激を受けるとその刺激が脳に伝わり脳を活性化させます。
ハグの科学的効能
では、ハグをすることで体にどのような効果が表れるのでしょうか?
- オキシトシンの分泌ー愛情ホルモンともよばれる
- セロトニンの分泌ー睡眠ホルモンの原料
- ドーパミンの分泌ーやる気ホルモン(うれしい、幸せを感じる)
オキシトシンというのはおかあさんが赤ちゃんに母乳をあげる時に出るホルモンでもあり、おもいやりホルモンともいわれています。
子ども同士のハグ
子ども同士でけんかをして仲直りするときに、
”Say sorry and give a cuddle”(ごめんね、て言って抱きしめてあげなさい)
と言って仲裁することがよくあります。子ども同士でもコミュニケーションの一つとして、ハグをします。言葉でうまく表現できなくても、ハグをすることによって心が通じ合います。
友だち同士のハグ
大人同士でも、出会った時にあいさつがわりにハグをします。あくしゅをするというかしこまったあいさつはあまりありません。
特に友達同士だと、誕生日、妊娠した時におめでとうのハグ。落ち込んでる時になぐさめるハグ。大好きのハグ。言葉で表現すると同時にいろんな種類のハグで体でも表現します。ハグをすることによって距離が縮まり、心もオープンになりますね。
親子のハグ
送り迎えの時に親子でハグをしたり、ほっぺにキスをする光景を毎日みかけます。
小さいころから抱っこやスキンシップをたくさんとってきたこどもは、心が安定しやすく、集中力や記憶力が育ちやすいと言われています。
ハグをする時間が長ければ長いほど良いとされていますが、毎日数分でも効果はあります。続けていくうちにオキシトシンが分泌されて体内のオキシトシン濃度がだんだん高くなっていきます。
また、ハグをすることでリラックスしてこどもに安心感を与えるため快眠効果もあります。子どもの寝かしつけに時間がかかると悩んでいる方は、寝る前にスキンシップをはかりハグをして寝かしつけてみましょう。
さいごに
保育士として学習の面でこどもたちに教えることはたくさんありますが、それ以上に愛情をたくさん与えることをもっと大切にしています。心を通い合わせて信頼関係を築くことも保育士の大事な役割でもあるからです。毎日ハグというコミュニケーションを通してこどもたちとの絆を深めています。