オーストラリアで生活するうえで、先住民アボリジニーとトレス諸島の関係は切っても切り離せません。
特にここ数年で、幼稚園の遊び、製作の中にアボリジニーの文化を取り入れることが必須にもなってきています。
子どもたちにアボリジニーの文化を取り入れて身近に感じ、違う文化を学んでもらうことが目的です。
オーストラリアの旗
きょ
クラスにはオーストラリアの旗がおいてあります。
オーストラリアには国旗が三種類あります。
真ん中は皆さんご存知の国旗。
赤、黒、黄いろのはアボリジニの国旗。
緑、青、白の国旗はTorres Strait Islandsの国旗。
こちらは幼稚園の前。
たいていどこに行ってもこの三種類、または二種類の旗が掲げられています。
楽器遊び
このようなアボリジニの楽器を使い、
歌に合わせて歌ったり音を鳴らしてダンスしたりして遊びます。
バックミュージックには、アボリジニ特有の伝統音楽であるディジュリドゥの音を流します。
アボリジニの音楽、踊りには神秘的な意味が込められています。鮮やかな色彩のペインティングをして踊ります。
先住民に対する思い
グループタイムの前に、このような文章(壁にはってあります)を先生が読み上げます。
昔から住んでいる、アボリジニ、先住民に過去から今に至るまで敬意を示し尊重します
という内容です。
このような文章は学校や幼稚園だけでなく、大きな集会のはじめに
この土地を使わせてもらってありがとう、という感謝と敬意の気持ちで読み上げられます。
また小学校では国家を歌うのですが、
英語とアボリジニーバージョンで歌います。
アボリジニアート
今では世界的にも有名なアボリジニアート。
点々を書いていくドットペインティング(点描画)も
よくアクティビティとして使われます。
色は国旗と同様赤、黄色、黒を使います。
今回は綿棒を使ってみました。
アボリジニのシンボル
アボリジニのシンボルが教室に貼ってあります。
アボリジニには読む、書くの文字がありません。
なので、このシンボルマークを使ってコミュニケーションをはかっていました。
シンボルマークにはそれぞれ意味があります。
まとめ
こうやって昔から住んでいる方たちに敬意をはらうこと、そしてその文化を幼い頃から触れていくことって大切だと感じます。
オーストラリア全土でNAIDOC Weekという、先住民を敬うための週があります。
こちらの記事ものぞいてみてくださいね。
https://mylifestyle27.com/%e3%82%a2%e3%83%9c%e3%83%aa%e3%82%b8%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%81%ae%e6%96%87%e5%8c%96-%e3%82%92%e7%9f%a5%e3%82%8b%e3%80%80naidoc%e3%80%80week/